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VERY妻になりたくて_1 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_2 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_3 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_4 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

ただただ受身に学校の勉強をこなし、他の活動を積極的にしてこなかった私は、

お嬢様でもなんでもないくせに、とんでもなく世間知らずだった。

もしかしたらアラフォーとなった今でも相当な世間知らずかもしれない。

 

「社長」であれば誰だって裕福で、何でも自分の思い通りにできて、何の苦労も無いものだと思い込んでいた。

 

だってテレビや雑誌に出てくるお金持ちの人はみんな社長だし、

公立なんて初めから選ばず早々に私立の学校に進学を決める子たちは皆経営者のお家だったし、

親戚中で唯一自営業を営むお家はいつも羽振りが良かったし。

 

大学で一番仲が良かった友達も、代々経営する施設の後継ぎとなるため大学院に進学し、

就活などすることなく卒業間近に結婚し、1年足らずで子供を産んで、そのまま家業を引き継いだ。

結婚相手のお家も自営業で、若くして結婚した二人は双方の家族から援助を受けて早々にマンションも購入し、

何不自由なく暮らしているように見えていた。

 

親が普通のサラリーマンだというだけで、なんでこんなに勉強したり働いたりしないといけないんだろう。

今となっては書いていてとんでもなく恥ずかしくなってくるが、

いつもどこかでそんな思いを抱いていて、羨ましさや妬ましさの気持ちでいっぱいだった。

 

 

それでも結婚資金を貯めるという目標のあった私は、日々淡々と仕事をこなし、

いかに効率よくスピーディーに業務を遂行するか、

まるでそんなルールのゲームを攻略しているような気持ちでいた。

 

入社して1年半も経つと、徐々に余裕も出てきて何か仕事以外にも活動をしたくなり、フラワーアレンジメントやビーズアクセサリー作りなどのお稽古事を始めてみたりもした。

元々手を動かしてものを作ることが好きだったのと、

結婚後は自宅でお教室でもできればいいなという淡い夢を抱いたことが理由だった。

 

VERYで見た、自宅でサロンを開いて優雅に暮らしている素敵な奥様たちのようになることが、いつか家業を継いだ彼の妻としてふさわしいのだと信じて。

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同時に大学を卒業した同い年の彼氏は、就職せずに専門学校へ通うことになっていた。

1年間勉強して、社労士の資格取得を目指すという。

それがどういう資格で、将来どのような仕事に繋がるのか当時の私にはよくわからなかったが、

いずれ父親の会社に入るのだろうし、そこで何か役に立てるつもりなんだろう。

ウチと違ってどうしても就職しないといけないお家ではないのだろうし、

好きな選択ができて良いなあと、少し羨ましく思っていた。

 

私はというと、専門商社で貿易部門に配属され、日中は慌ただしく多少の残業もあり、一般職採用とは言えどもなかなかに忙しい会社員生活を送っていた。

仕事そのものは徹底的に効率化を図り淡々とこなしていたが、

人間関係において器用に立ち回る知恵は無く、上司には可愛がられるものの一部の先輩や同僚との折り合いがうまくつけられず、苦労していた。

また、片道1時間半もの通勤が思いの外きつく、終電も早くに無くなってしまうため会社の飲み会も途中で抜け出してばかりで、毎日大変に不便を感じていた。

 

週末に彼氏と過ごしていても、疲れから寝入ってしまったり、会社の愚痴を聞かせることも多くなり、

一方彼は勉強に勤しむ日々が孤独らしく、新卒で就職して同期が沢山いる私を羨む発言を度々するようになった。

 

そんな些細なすれ違いもありながらも、他の異性に目を向けるようなことはお互いに無く、

会えば以前と変わらず彼に食事をご馳走してもらったり、プレゼントを貰ったりしていた。

彼は勉強の傍ら時々父親の会社のお手伝いをして収入を得ているらしかったので、私は安心してそれに甘えていた。

 

段々と彼は勉強よりも会社を手伝うことの方が多くなり、

そして1年後、彼は資格取得を断念し、そのまま父親の会社に入ることとなった。

 

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彼氏ができてから私の日常は一気に華やぎ、週の半分以上をデートに費やし夢見心地で過ごしていたが、

大学3年生といえば、就職活動を始める時期。

 

心理学を専攻していたものの、特にカウンセラーなどの専門職を目指していたわけでもなく。

できることなら就職するより専門学校に行ってデザインの勉強がしたかったが、

これ以上親に負担をかけるわけにもいかないし(母に希望を伝えてみたところこっぴどく叱られた)、かといってそのために自分で学費を稼ごうという根性もなかった。

 

どうやら就職しないわけにはいかないようだが、

私、いったい何の仕事がしたいんだろう?

退屈だ退屈だと言いながら、3年間ただなんとなく日々を過ごし、

自ら動いたり考えたりしてこなかった私には、社会のことが何もわからなかった。

 

奇しくも時代は就職超氷河期の底の底。

 

大手企業で文系対象の募集職種は、どこも営業職のみ。

人見知りで裏表が作れない性格の私にとって、営業なんて死んでもやりたくない仕事。

会社に決められた配属で地方の田舎暮らしになるなんてまっぴらだし、

急な転勤でどこにいくかもわからないような生活はしたくない。

 

業界としてはアパレルの仕事に憧れるけれど、

プレスやマーチャンダイザー、スタイリストなんて、学生時代からお洒落に命賭けて雑誌で読者モデルやっていたような特別な人じゃないと無理だろうし、

販売員なら受かりやすいかもしれないけれど、バイトで経験してきたし、休みも不規則で立ちっぱなしも疲れるから、なんかもういいかな。。。

 

それに…私には結婚相手として理想的な彼氏がいるのだ。

彼だって、私と結婚することを望んでいる。

結婚資金を貯めるために数年間働いて、その後は主婦として経営者となる旦那様と子供を支える生活にシフトすればいい。

 

そのためには、実家から通える場所にある企業で、あまり残業のない一般職として働くのが効率良いだろう。

お嫁に行く前に両親の側にいれば親孝行にもなるし、お金も貯められる。

 

 

…こうやって書いていて自分で恐ろしくなってきたが、

21歳の自分が出した結論は、このように思考停止した非常に依存的な考えであった。

 

そして大学卒業後、私は大阪にある中堅商社の一般職OLとして勤務することになる。

 

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VERY妻になりたくて_1 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

関西の私立大学の中でも一際美しいキャンパスを誇り、

そこに通う学生たちも、美男美女でお洒落な子が多いと評判高い我が母校。

私がその大学を志望したのは、そんな華やかなイメージに惹かれたから。

そこに行けば、自分も同じようにキラキラした大学生になれるとばかり思っていた。

 

そうやって期待に胸を膨らませて入学したものの、ただ通うだけで自動的にキラキラした大学生活を送れるわけでもなく、

出席番号順に振り分けられた1・2年生の基礎クラスは自分が目指す専攻内容とはほど遠く、クラスのメンバーとも話が合わず、

逃げるようにサークル活動に重点を置くも、超初心者で飛び込んだダンスの世界はなかなかに体育会系で、

中高と美術部だのお料理クラブだのと文科系でユルく過ごしてきた私は、いつも及び腰…

そして「働く」ということにネガティブなイメージしかなく、人見知りで新しい環境に飛び込むのが苦手な私は、大学生らしくせっせとバイトに励むということもしていなかった。

3年生になって、第1希望のゼミに入り、専攻科目が増えると少しずつ楽しくなってきたものの、

相変わらず理想とは掛け離れた大学生活で、なんだか退屈だなあと思いながら日々淡々と過ごしていた。

(今思えば20歳の若さで非常に勿体無い…)

  

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そんな私にもひょんなことから出逢いがあって、生まれて初めて彼氏ができた。

 

21歳にしてようやくできた初めての彼氏は、

ドンピシャタイプの顔立ちで、スポーツが得意でスラリと引き締まった体型、

付属高校から関西の有名私立大学へ進学した、父親が経営者のお坊ちゃま。

そしてとにかく優しくて、毎日のように私のことを褒めてくれ、

記念日でもないのに会うたび何かとプレゼントを贈ってくれた。

大学生だというのに、食事はいつもご馳走してくれて、

旅行も全て彼が手配してくれる上に、宿泊するのはいつもラグジュアリーホテル。

 

 

完璧だ、と思った。

 

 

格好良くて、頭が良くて、優しくて、尽くしてくれる素敵な彼氏。

JJでいつも見ていた光景が、やっと自分にも手に入ったと有頂天だった。

 

 

付き合い始めて間もなく、彼のおばあちゃまや兄弟にも紹介され、

出かけた先で小さい子供を見かければ、毎度彼の口から「結婚したら〜」と将来の話が出てきていて、

私もこのまま彼と結婚するのだと確信し、その未来に何の疑いも持たなかった。

 

  

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数えてみればもう20年も前のこと…

大学生になった私がバイブルのように読んでいた雑誌、JJ。

 

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大学生になる前から読んだって何ら問題ないはずだけれど、

高校時代の私は決してJJに手をつけることはなく、

大学生になってから読むのだと固く心に決めていた。

 

同じような赤文字雑誌が並ぶ中、私にとってJJは一番特別な存在で、

毎月21日になると真っ先に本屋さんへ行って、一日中貪るように読んでいたその誌面には、

有名大学へ通う、可愛くて一様に細い体の女の子たちが、とびっきりのお洒落をして登場していた。

 

時は神戸嬢ブーム真っ只中。

 

毎月必ず関西特集のページが組まれ、そこに登場する女の子たちは、

慶応や青学といった東京の大学に通う女の子とはうってかわって、

全員華やかな巻き髪にピンヒール、裕福な親に買ってもらったシャネルのバッグにロレックスやカルティエの腕時計を身につけて、

圧倒的な存在感を放っていた。

 

彼女たちの隣には、関西の有名私立大学やトップレベルの国立大学に通う、頭が良くて格好良い彼氏が必ずいて、

彼女たちを美しく飾るシャネルやティファニーカルティエといったハイブランドのアクセサリーは、決まってその彼氏からのプレゼントだった。

 

関西の片田舎にある進学校から神戸の私立大学へ入学した私の周りにも、そんな女の子はゴロゴロいて、

生まれ持った美貌にも、裕福な家庭にも、どちらにも恵まれていない私はいつも、

憧れと羨ましさと共に、半ば絶望のような気持ちを抱いて

彼女たちを遠くから眺めていた。

 

それでも大好きで毎日のようにJJを隅から隅まで読み込んで、

自分なりに彼女たちのようなゴージャスなお洒落に近づけないかと研究する毎日。

 

途中のページには、同じ出版社から発行されているOL向けの雑誌CLASSYと、

主婦向けの雑誌VERYの広告が掲載されていて、

その見出しによると、どうやらVERYに出てくる奥様たちは、皆美しく、

格好良くて仕事のできる旦那様に恵まれ、お稽古事と子育てを楽しみ、

リッチな暮らしを送っているようであった。

 

JJみたいな女子大生

CLASSYみたいな美人OL

VERYみたいなセレブ妻

 

女として生まれたからには、そんな人生を歩むことこそが最も幸せで正しい道なのだと、

当時の私は強く思い込むようになる。

 

 

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Glamorous 30's

 

洗練された和風の設えが美しい、アマンホテル33階のラウンジbyアマン。

 

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今日は38歳の誕生日。

このラウンジがあるフロアより、

5つお姉さんになった。

 

 

保守的に生きていた20代とは打って変わって、

30代は挑戦の連続。

 

30歳で新卒から勤めていた商社を辞めてインテリアの勉強を始め、

31歳になる前にインテリアコーディネーターのライセンスを取った。

32歳で受付嬢デビューして、

33歳は離婚と同時に単身上京、派遣OLの傍らイベコンデビューという激動の年。

34歳でようやく小さな設計事務所でインテリアコーディネーターのアシスタントに就いた。

35歳は知人がデザインする下着ブランドのショーモデルで大トリを果たし、

36歳には束の間だが離婚後初の恋人が出来て、

37歳でスカウトを受けて事務所所属のモデルとなった。

 

 

 

そして今日から38歳。

 

 

未だに新しいパートナーは見つかっていないし、

思い通りになっていないこともたくさん。

 

東京で暮らしていると、いくらでも凄い人を目の当たりにするし、

私が挑戦してきたことなんて、どれも大したことじゃないって思えてしまう。

 

それでも、憧れたことは全部、実際に叶えてきているはず。

 

 

いくつになったって、自分次第で欲しいものは手に入る。

 

 

38歳、私は何に挑戦して、何を手に入れるだろう。

 

それが何かはまだ見えていないけれど、

おそらく今までのように足りないものを埋めようとがむしゃらに求めるのではなく、

既にある余分なものを削ぎ落としていくことになるんじゃないかという気がしている。

 

そうやって本質だけが残ったとき、

どんな自分になっているか

ーもしかしたらそれが不惑の歳・40歳というやつかもしれないが

今からとても楽しみだ。

 

 

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自分と向き合う黄金週間

 

GW真っ只中。

外観も内装も、そしてもちろんお洋服も、全てが豪奢で独特の世界観が大好きな

GRACE CONTINENTAL代官山のウィンドウにも"HAPPY HOLIDAY"の文字が。

 

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思いきって10連休にした今年のGWは、初日にスパ、最終日にヨガの2つの予定だけ入れて、

あとは気の向くままに、街を散策したり、心置きなく睡眠を貪ったり、 本屋さんに篭りっきりになったり、、

 

憧れの人のお店にも、オープン初日に訪問。

可愛くて抜群にセンスの良いDIY素材が沢山の、decor tokyo。

オーナーの夏水さんのご著書を買いました。

 

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ひたすら気ままに過ごしていたら、いつの間にかGW後半。。

 

ついつい後回しになっていた家事にいい加減手をつけようと、キッチンに立ってみると、

ふと換気扇が目についた。

 

そういえば、永らく手入れなんてしていなかったな、、

おもむろにネジを回してフィルターとファンを取り出し、洗剤をふりかけて、スチールたわしで擦りだすと、

ブロンズ色のファンは見る見るうちに銀色に輝きだした。

 

本当はこんな色してたんだ…

一心にファンを磨きながら、まるで臭いものに蓋をして現実から目を背けている自分自身を突きつけられたような気持ちになった。

 

 

繰り返される日常の中で、知らないうちに余分なものが蓄積されて、こびりついていく。

 

キラキラした人になりたくて、でも自分には足りていないものばかりで、

必死に追い求めてきたけれど、実は余分なものばかり背負いこんで、

逆にくすんでしまっているのかもしれない。

 

外側に向かう時間のうち、ほんの少しでも内側に向ける時間を確保して、

ただひたすらに余分なものを落としていけば、本来の色を取り戻して、

今よりもっと輝けるはず。

 

 

このGWは自分と向き合う時間を持とうと、敢えてゆったりしたスケジュールにしていたのだけれど、意外なところで自分との向き合い方を教えられた。

お掃除、やっぱりとても大切。

 

 

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代官山散策中に通りがかった、緑が素敵なレストラン。

よくよく見ると、予てから行ってみたかったフレンチのお店だった。

今度ゆっくり食事しに来たいなぁ。