美人力はバランス力_2

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美人力はバランス力_1 - Tokyo Glamorous Life

 

とびきりリッチで華やかな街、

六本木で見かけた

息を呑むほど美しい人…

 

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六本木ヒルズのL'ATELIER de Joel Robuchon

 

少し暗めの照明に、赤と黒でまとめられた内装が、とてもGlamorousな空間。

 

ここで友人のためのバースデイケーキが仕上がるのを待っていたそのとき、

隣でパンのお会計をしている女性に、私の目は釘付けになった。

 

 

ーこの人、完璧だ。

 

 

少しくすんだ色味が上品な、淡いブルーのスウェードで作られた、完璧なフォルムのピンヒール。

そこからすらりと真っ直ぐ伸びる細い細い脚は、そんなにも細いのに、女性らしさを失わないパーフェクトな肉付きであることが、ぴったりとした白いパンツの上からも、ありありと見てとれる。

流れるようなシルエットが美しく、着心地の良さそうな柔らかなブラウスの胸元は、豊かなボリュームを湛え、シンプルなネックレスが控えめに輝きを添えている。

 

袖口から覗く華奢な腕には、どこのブランドかは判らないものの、一目で上質なものと判る時計が光を放ち、

上品なネイルで彩られた、同じく華奢な指には、大きなダイヤモンドのリングが輝いている。

手持ちのキャメル色の小ぶりなバッグは、パッと見では気付かないけれど、よくよく見ると、エルメスのもの。

 

艶やかな黒髪は、顎ラインのボブにミニマムに整えられ、まるで身体の中心に一本の芯が通っているかのようにスッと伸びる首筋のラインをより一層美しく見せている。

その細い首に支えられた顔は当然、小さく美しく、端正なのに華やかさもある顔立ちから察するに、おそらく年齢は40代前半か。

それなのにその肌はきめ細かく、透き通るように白かった。

 

 

春とは言え、まだ朝晩は肌寒いこの時期に、この出で立ちということは、この界隈の住人で、普段の食事用にパンを買いに来たのだろう。

身に付けている物の上質さからだけでなく、そんな日常からも経済的な余裕が感じられる。

 

そして容姿の美しさだけでなく、ただレジに並んでいるだけでも人目を惹く、圧倒的に凛とした佇まい、、

もしかすると今は有閑マダムかもしれないけれど、元は女優かモデルか、はたまた海外でも活躍するキャリアウーマンだったか、、

いや、今でも自ら美容系の会社なんかを経営しているかもしれない。

 

きっと素敵なパートナーと、豊かな暮らしをしているのだろう。

こんな素敵な女性を射止めるなんて、一体どんな男性かしら。。

 

その美しい女性がパンのお会計を済ませるまでのほんの短い間で、彼女についてこんなにも沢山のことを思い巡らせていた。

 

 

まるで全てを持っているかのようなこの女性…

 

 

 

しかし、私が「完璧」と感じた彼女に対して抱いた最も大きな印象は、

 

「無い」

 

だったのだ。