VERY妻になりたくて_1

 

数えてみればもう20年も前のこと…

大学生になった私がバイブルのように読んでいた雑誌、JJ。

 

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大学生になる前から読んだって何ら問題ないはずだけれど、

高校時代の私は決してJJに手をつけることはなく、

大学生になってから読むのだと固く心に決めていた。

 

同じような赤文字雑誌が並ぶ中、私にとってJJは一番特別な存在で、

毎月21日になると真っ先に本屋さんへ行って、一日中貪るように読んでいたその誌面には、

有名大学へ通う、可愛くて一様に細い体の女の子たちが、とびっきりのお洒落をして登場していた。

 

時は神戸嬢ブーム真っ只中。

 

毎月必ず関西特集のページが組まれ、そこに登場する女の子たちは、

慶応や青学といった東京の大学に通う女の子とはうってかわって、

全員華やかな巻き髪にピンヒール、裕福な親に買ってもらったシャネルのバッグにロレックスやカルティエの腕時計を身につけて、

圧倒的な存在感を放っていた。

 

彼女たちの隣には、関西の有名私立大学やトップレベルの国立大学に通う、頭が良くて格好良い彼氏が必ずいて、

彼女たちを美しく飾るシャネルやティファニーカルティエといったハイブランドのアクセサリーは、決まってその彼氏からのプレゼントだった。

 

関西の片田舎にある進学校から神戸の私立大学へ入学した私の周りにも、そんな女の子はゴロゴロいて、

生まれ持った美貌にも、裕福な家庭にも、どちらにも恵まれていない私はいつも、

憧れと羨ましさと共に、半ば絶望のような気持ちを抱いて

彼女たちを遠くから眺めていた。

 

それでも大好きで毎日のようにJJを隅から隅まで読み込んで、

自分なりに彼女たちのようなゴージャスなお洒落に近づけないかと研究する毎日。

 

途中のページには、同じ出版社から発行されているOL向けの雑誌CLASSYと、

主婦向けの雑誌VERYの広告が掲載されていて、

その見出しによると、どうやらVERYに出てくる奥様たちは、皆美しく、

格好良くて仕事のできる旦那様に恵まれ、お稽古事と子育てを楽しみ、

リッチな暮らしを送っているようであった。

 

JJみたいな女子大生

CLASSYみたいな美人OL

VERYみたいなセレブ妻

 

女として生まれたからには、そんな人生を歩むことこそが最も幸せで正しい道なのだと、

当時の私は強く思い込むようになる。

 

 

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