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VERY妻になりたくて_4

 

VERY妻になりたくて_1 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_2 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_3 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

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同時に大学を卒業した同い年の彼氏は、就職せずに専門学校へ通うことになっていた。

1年間勉強して、社労士の資格取得を目指すという。

それがどういう資格で、将来どのような仕事に繋がるのか当時の私にはよくわからなかったが、

いずれ父親の会社に入るのだろうし、そこで何か役に立てるつもりなんだろう。

ウチと違ってどうしても就職しないといけないお家ではないのだろうし、

好きな選択ができて良いなあと、少し羨ましく思っていた。

 

私はというと、専門商社で貿易部門に配属され、日中は慌ただしく多少の残業もあり、一般職採用とは言えどもなかなかに忙しい会社員生活を送っていた。

仕事そのものは徹底的に効率化を図り淡々とこなしていたが、

人間関係において器用に立ち回る知恵は無く、上司には可愛がられるものの一部の先輩や同僚との折り合いがうまくつけられず、苦労していた。

また、片道1時間半もの通勤が思いの外きつく、終電も早くに無くなってしまうため会社の飲み会も途中で抜け出してばかりで、毎日大変に不便を感じていた。

 

週末に彼氏と過ごしていても、疲れから寝入ってしまったり、会社の愚痴を聞かせることも多くなり、

一方彼は勉強に勤しむ日々が孤独らしく、新卒で就職して同期が沢山いる私を羨む発言を度々するようになった。

 

そんな些細なすれ違いもありながらも、他の異性に目を向けるようなことはお互いに無く、

会えば以前と変わらず彼に食事をご馳走してもらったり、プレゼントを貰ったりしていた。

彼は勉強の傍ら時々父親の会社のお手伝いをして収入を得ているらしかったので、私は安心してそれに甘えていた。

 

段々と彼は勉強よりも会社を手伝うことの方が多くなり、

そして1年後、彼は資格取得を断念し、そのまま父親の会社に入ることとなった。

 

VERY妻になりたくて_5 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道