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VERY妻になりたくて_5

 

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VERY妻になりたくて_1 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_2 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_3 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

VERY妻になりたくて_4 - Tokyo Glamorous Life アラフォー×バツイチ×イイ女道

 

ただただ受身に学校の勉強をこなし、他の活動を積極的にしてこなかった私は、

お嬢様でもなんでもないくせに、とんでもなく世間知らずだった。

もしかしたらアラフォーとなった今でも相当な世間知らずかもしれない。

 

「社長」であれば誰だって裕福で、何でも自分の思い通りにできて、何の苦労も無いものだと思い込んでいた。

 

だってテレビや雑誌に出てくるお金持ちの人はみんな社長だし、

公立なんて初めから選ばず早々に私立の学校に進学を決める子たちは皆経営者のお家だったし、

親戚中で唯一自営業を営むお家はいつも羽振りが良かったし。

 

大学で一番仲が良かった友達も、代々経営する施設の後継ぎとなるため大学院に進学し、

就活などすることなく卒業間近に結婚し、1年足らずで子供を産んで、そのまま家業を引き継いだ。

結婚相手のお家も自営業で、若くして結婚した二人は双方の家族から援助を受けて早々にマンションも購入し、

何不自由なく暮らしているように見えていた。

 

親が普通のサラリーマンだというだけで、なんでこんなに勉強したり働いたりしないといけないんだろう。

今となっては書いていてとんでもなく恥ずかしくなってくるが、

いつもどこかでそんな思いを抱いていて、羨ましさや妬ましさの気持ちでいっぱいだった。

 

 

それでも結婚資金を貯めるという目標のあった私は、日々淡々と仕事をこなし、

いかに効率よくスピーディーに業務を遂行するか、

まるでそんなルールのゲームを攻略しているような気持ちでいた。

 

入社して1年半も経つと、徐々に余裕も出てきて何か仕事以外にも活動をしたくなり、フラワーアレンジメントやビーズアクセサリー作りなどのお稽古事を始めてみたりもした。

元々手を動かしてものを作ることが好きだったのと、

結婚後は自宅でお教室でもできればいいなという淡い夢を抱いたことが理由だった。

 

VERYで見た、自宅でサロンを開いて優雅に暮らしている素敵な奥様たちのようになることが、いつか家業を継いだ彼の妻としてふさわしいのだと信じて。